MicroAd Developers Blog

マイクロアドのエンジニアブログです。インフラ、開発、分析について発信していきます。

アドベントカレンダー完走 2020

あけましておめでとうございます。 マイクロアドのシステム開発本部 の N こと 奈良橋 です。

昨年 年末のことになりますが 例年通り無事 MicroAd (マイクロアド) Advent Calendar 2020 を完走しました!

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2020年もマイクロアドらしいアドベントカレンダーになりました。

そう思うのも マイクロアドを技術系イベントで見かけた事がある方には Scalaを押し出している会社 とのイメージを持たれることが多いのですが、PythonKotlinの記事も多く 中の人から見ると社内標準言語として他の言語も成熟してきている状況が感じ取れたりしているからです。

また、多彩なツールや環境に触れた話だったり機械学習もまたマイクロアドの特色が出ていて良い形でらしさが出ています。

社内ではTypeScriptも徐々に盛り上がりを見せているので、来年は多くのTipsが上がってくると期待しています。

アドベントカレンダーの一部をピックアップして紹介!

せっかくなので、(例年の通り?)少し内容に触れます。
が、全部に触れるととってもボリューミーなのでLGTMの多い順TOP5と番外編1つを私の目線でご紹介します。
(LGTM数はこれからもどんどん増えていくはずなので、あえて書きません。)

1. RedisはなぜTHP(Transparent Huge Page)を無効化しないといけないのか

まずはLGTM数 1位。Redisの細かい部分に触れた良記事。
私自身は、このような事は全然知らずに使ってました。 非常に良い形で詳しくタイトルの内容を説明してくれています。

2. ScalaでLocalDateTime.nowを含むメソッドをテストする

つづいてLGTM数 2位(以降 全部同率2位)

ユニットテストコードを書く際、どの言語でもシステム日付をモック化する話は困ることが多いですよね。ここではScalaでの一例を上げてくれています。 便利なTipsですね。

3. Isotonic Regressionによるprobability calibration

さらにLGTM数 2位(先程に続き同率2位)

私は機械学習に関しては門外漢なので、単語を調べながらじゃないと読めなかった(いや調べても途中からわかりませんでした)んですが、記事のボリューム的にはちょうど読みやすいボリュームになっています。きっとわかる方には良記事です!ぜひ。

4. numbaでpythonコードを正しく高速化するためのTips

うっちゃれLGTM数 2位(先程に続き同率2位)

マイクロアドではビッグデータを扱うので、ビックデータを処理するスピードに関しては非常に重要なポイントになります。 一方で分散処理環境側(Hadoopやそのエコシステム)にビックデータを任せる場面が多いので、Python自体がボトルネックになることは少ないのですが、それでも必要になる場面では非常に便利なライブラリを紹介してくれています。

5. AI Platform Trainingで機械学習モデルの学習バッチを作った話

どっこいLGTM数 2位(先程に続き同率2位)

マイクロアドではオンプレミスで展開しているサービスが圧倒的多数なのですが、場面によって柔軟にGCPなどのクラウドも多用しています。 GCPでは機械学習に便利なサービスも多く マイクロアドでも活用が広がっており AI Platform Training の使い方の一端に触れた非常に良い記事となっています。

番外編. 【コミュ障でも雑談がしたい】会議前の3分雑談のススメ

(ほんとはLGTM数 1位)

Qiitaとは の この部分のギリギリ(アウト?)を攻めた良記事です。

プログラミングに関することをどんどん投稿して

でも突き詰めたら、きっとこれもプログラミングに関することです。
そうです。プログラミングは会議から始まってるんです。
でもマイクロアドが会議至上主義って思われたら困ります。
大丈夫です。そんなことはありません。

さいごに

LGTM TOP5 には機械学習の記事が多くランクインされていて、世の中の機械学習への関心が相変わらず高いことも感じ取れますね。

他の記事を書いてくれた方の名誉のためにも書きたいですが、更なる良記事はアドベントカレンダーにはたくさんあります。 もっと読んでいただけるとマイクロアドの幅広い業務内容や技術領域で作り上げられたシステムの一端が垣間見られるので、ご興味があればぜひとも興味の湧いた一部でも読んでみてください。

年をまたいだ報告で恐縮ですが、この色濃いアドベントカレンダーをちゃんと伝えようという気持ちから少しお時間を掛けてしまいました。 2021年も宜しくお願いいたします。