Scala Matsuri 2024 にスポンサー企業として参加してきました!
先日、お台場にて開催されたScala Matsuri 2024 に参加してきました! 弊社は大名スポンサーとしてScala Matsuri 2024に協賛しており、企業ブースを出させていただきました。 当記事では、現地での様子や興味深かったセッションなどをご紹介します。
Scala Matsuri とは
まずScala Matsuriとは、アジア最大級の規模を誇るScalaカンファレンスです。 Scala有識者、Scalaに興味がある人、Scala初心者、コントリビューター、などScalaに関わる人が多く集まります。 今年は、6月7日〜6月9日の三日間開催されました。
スポンサー企業ブース
大名スポンサーとして協賛させていただき、カンファレンス開催中は企業ブースを設置して来場いただいたお客様と交流ができました。 自社サービスのご説明に始まり、他社様でのScala活用事例やよくある問題に関する情報交換などができ、大変意義ある時間でした。
他のスポンサー企業様のブースでは、ノベルティ配布やガチャガチャなどを行なっており、フラッと立ち寄って多種多様なノベルティを眺めるだけでも面白かったです。
当日の、弊社ブースの様子です。
スポンサー企業は、会場の至る所にあるモニターで確認することができました。 スポンサーランクに応じて掲載できるサイズが決まっているようですね。
参加チーム
当日のブース運営とセッションの視聴は、参加チームメンバーでシフトを組んで行いました。 参加したチームは、RTB開発ユニットです。チームについて説明していますので、こちらのRDUの紹介記事も併せてご一読ください。
下記は、メンバーの印象に残ったセッションとメンバーの感想になります。
「Project Loom の概要と Scala での有用性」
Java21 で登場した Virtual Thread 機能の使い方や、相性のいい要件などの話が聞けた。簡単に試すことができそうで, 且つ性能も上がりそうで興味深かった。
Virtual ThreadからScalaのFutureのインスタンスを作れるということを個人的に把握していなかったので、収穫だった. 実際に試してみた
「Property-based testing: テストライブラリ活用方法」
非決定的なテストを行うところが既存の具体例ベースとの置き換えが難しいなと思っていたが、バグ発見器のように使うのは確かにいいし、ドメイン自体の性質を深めるためにも使えそうで、道具としてはとても良いと思った。
事例ベースのテストの延長としてプロパティベーステストをやるという思想が、実用的に思えた。チームにPBTを導入する場合に有用そう。
「作って学ぶ Extensible Effects」
Eff に関して名前は知っていたがどのようなものなのか、なんでそんな事しているのかなど全く知らなかったが、どういう発想を元に Eff が生まれたかを聞けかなり興味深かった。
「Scala to WebAssembly: 動機と方法」
wasmといえばブラウザで動かすイメージが強いが、プログラミング言語間でデータをやり取りする際に使用するという発想が新しかった
セッションでは、リアルタイムで通訳さんによって翻訳された音声をレシーバーで聞くスタイルでした。 技術用語をリアルタイムで翻訳する作業は大変そうでした。
まとめ
今回Scala Matsuri 2024 に参加したことで、Scala言語にまつわる知識は勿論のこと、他社様の活用事例や企業ブース運営のノウハウなどについての知見が溜まりました。 これらを社内にフィードバックして次のカンファレンス参加に備えます。
Scala Matsuri 2024運営チームの皆様、運営お疲れ様でした!(ScalaMatsuri運営ブログ)
また、弊社ではScalaエンジニアを募集しています。 下記サイトをチェックいただき、興味あればぜひご一報ください!